ISQ値を用いた治療を導入しました。

2017.10.24

ブログタイトルからすると、なんのことやら・・・・。

ISQとはImplant stability quotient（インプラント安定指数）

の略語のこと。共鳴振動周波数分析（RFA）により算出され

インプラントの安定性を非破壊的に評価するものです。

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これでもよくわかりません、

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つまり、科学的にインプラントがどのように安定しているかを

評価した上で治療をしましょうという指針です。

それがこれ。

Mega Gen 社の　MEGA ISQと呼ばれる機械です。

某M社がディーラーのオ◯テルと全く同じもになります。

今までは、インプラントの埋める時にはネジ締めの要領と一緒で
どれほど硬く締めれたか？で評価をしていました。
ISQ値は必ずしもネジ締めの値（トルク値）とは相関性がありません。

顎の骨は、表面が硬くできています。これを皮質骨と言います。
顎の中の骨は、比較的柔らかく海綿骨と言います。

上の骨が硬く、中がスカスカな状態でもネジ締めはきつくなり
初期固定が良いように感じますが、MEGA ISQでは
よいISQの数値は出ません。

ある日のMEGA ISQ ８５って相当安定してます。

この数値とネジ締めの感覚を参考に、
インプラント当日に仮歯を入れる即時荷重とよばれる方法をとるか
１ヶ月半ぐらいで上部構造を作成する早期荷重や
通常通り３ヶ月〜６ヶ月骨が再生するのをまって荷重をかけるかを
判定できるようになります。
歯科は医療ですし、医療は科学であると思います。
確実な根拠のある診断のもとに、医療を行うことをモットーに。