齋藤歯科医院、安齋です。

令和元年６月21日、「経済財政運営と改革の基本方針2019～『令和』新時代：『Society 5.0』への挑戦～」（骨太方針2019）が経済財政諮問会議での答申を経て、閣議決定されました。

この文言の中に 口腔の健康は全身の健康にもつながることからエビデンスの信頼性を向上させつつ、国民 への適切な情報提供、生涯を通じた歯科健診、フレイル対策にもつながる歯科医師、歯科 衛生士による口腔健康管理など歯科口腔保健の充実、入院患者等への口腔機能管理などの 医科歯科連携に加え、介護、障害福祉関係機関との連携を含む歯科保健医療提供体制の構 築に取り組む。

と記載があります。

口腔管理を行うことが、フレイル対策につながることがはっきりと明記され、医科・歯科の連携の需要さが

はっきりと明記されました。

先日6月23日日曜日に、鹿児島の介護施設・病院から

「口腔ケアに関して、指導をしてほしい、入居者の現状を評価してほしい」

とご依頼を受けまして。一路鹿児島へ

本当はここからドーンと桜島が見えたはず。残念ながら曇り

施設内会議室にて、続々とスタッフさんたちが入ってきて

会場は満席でした。

 

今回は、基本的なことを中心に

歯の衛生と誤嚥の関係、どんな時に誤嚥が起こりやすいか？

義歯があってるかどうかの見分け方歯磨き介助の仕方などなど

３０分間でしゃべり通してきました。

質問コーナーを用意していたのですが

施設・病院の皆様の熱心さに圧倒、様々なケースの質問をいただきました。

ここまで熱心なところは本当に初めてです。

老人健康保険施設・病棟に歯科衛生士を常勤で採用し、利用者様の口腔ケアをしている施設とのことで

まさに骨太の方針の先駆けをしている医療法人様でした。

夕焼けの鹿児島空港滑走路

今回を通して、介護や病棟の現場でどんなことが問題になっているかを直でお話を聞くことができ

こちらも非常に参考になりました。

お招きいただき感謝です。