耳鼻科医と歯科医のコラボレーション

2013.11.04

大泉学園北口　齋藤歯科医院のDr.Satoshiです。
先日の１１月３日（日曜日）
東京医科歯科大学のインプラント科主催のシンポジウム
「第一回　サイナス　シンポジウム」に出席して参りました。

インプラントの手術を行う際、
「サイナスリフト」や
「ソケットリフト」といった、
サイナスフロアベーション（骨造成法）を行う事があるため
上顎洞（鼻の空洞）を我々歯科医師が
触るケースがあります。
上顎洞は耳鼻科領域でも扱うため、知識の共有や医療連携がとても重要になります。
東京医科歯科大学のインプラント外来教授の春日井昇平先生、銀座の菅井敏郎先生。
をはじめとして著名な先生の講義と、耳鼻科から慶応義塾大学教授の國弘幸伸先生
から耳鼻科支店での問題点や考察などをお話しいただき、
会場との活発なディスカッションをしていただきました。
「上顎洞炎に占める歯性上顎洞炎の割合は、かつては１０％とされていたが、
実際は４０％とされる」
「上顎洞炎に対し、内視鏡下鼻内副鼻腔手術の治癒率は８５％であり、
改善しない症例はレントゲン上でわからない根尖性歯周炎が原因である」
など、歯科領域と耳鼻科領域が連携を取る事が必要です。
安全にインプラント治療をするため、すべては患者様の為、
自己表現にとらわれない適切な診療をして行きたいものです。