大泉学園、齋藤歯科医院のDr.Satoshiです。
最近、テレビに出てくるタレントさんの歯の白さに目がいってしまいます。職業病的な所も有るのですが・・・・。
昔の日本には「お歯黒」という文化があったのをご存知ですか？白い歯を求める現代とはだいぶ違ってきますね。
お歯黒は
その歴史は古く、紀元前3世紀ごろ 古墳内の人骨にお歯黒の形跡が見られたそうです。
さらにお歯黒をした埴輪（はにわ）も見つかり、7世紀 聖徳太子にもお歯黒の習慣があったそうです。
そして8世紀 古事記　第15代応神天皇の歌にお歯黒が歌われています。
平安時代になって、貴族女子の成人の儀式として定着しました
そもそもお歯黒の目的は、既婚、未婚を見分けたと言われています。
初めてお歯黒をつける時は、鉄漿付け（かねつけ）という儀式を行いました。
お歯黒はきちんと歯垢をとった上で行う必要性があるのと、さらにお歯黒にはタンニンを主体とした、虫歯になりにくい成分が含まれていたそうです。
現代では。。。。。そうはいきませんね。

写真は妖怪「お歯黒べったり」やっぱり黒い歯は不気味だったのかもですね。